Transportation matters [Vancouver Life]
バンクーバー近郊のバス、シーバス(Sea Bus)を運営するCoast Mountain社に対して従業員が賃上交渉をすること約1か月、交渉は平行線をたどり3日間の全面ストライキが予定されていました。
私が勤めている大学では「ストライキ中も学校は閉鎖しません。学生は各自交通手段を見つけて下さい。職員はマネジャーと相談して判断してください。万一通勤できない場合は休暇となります」
他社のストライキで通勤できないのに休暇削られるって、どういう事よ! と同僚達と喧々諤々。
マネジャー以上の職位の人々は自宅勤務(モバイル勤務)も可能なのですが、私の職位では認められていません。
スカイトレインは運行しているので最寄駅までたどり着ければ出勤可能。最寄駅まではバスで約7-8分。最悪の場合はタクシーに乗るしかないな、と諦めていたところ火曜深夜に一時的合意を得てストライキは回避されました。新聞等の記事によると「1日当たり250,000人が公共交通機関を利用。500,000人がスカイトレインを利用」とのことです。
気になって新宿駅1日当たりの利用者数を調べてみると
JR 750,000(乗車数のみ)
小田急線 490,000
京王線 730,000
東京メトロ227,000
都営線 400,000
合計 2,597,000
でした。 ハハハ
Choir party [Entertainment]
月に1度行われるインド・コミュニティのミサに讃美歌隊として参加しているのですが、インド的アバウトさで歌詞はあるけれど楽譜がない。一応ギタリストとキーボード奏者にはコードが記載されている楽譜があり彼等の演奏に合わせて歌うのです。ところがこれまたインド的で「高すぎて声が出ない。音を下げてくれない?」と注文の多い人々。譜面よりも声の大きい人が勝ち! 笑。
今年15周年を迎えたコミュニティミサ。発起人カップルは毎年メンバーを招いてパーティーを開きます。昨夜はポットラックで25人程集合。どうです、この食べ物の量。私はお得意Fish Cutletsを持参。いつもの倍量作ったので朝から家中にアロマ臭ならぬスパイス臭が漂ってました~。
ディナーの前にはスナックタイム。オードブルを持ってきた人々のサンドウィッチ、ローストビーフ、サーモンディップ等々に舌鼓を打ち、ジョーク満載、そしてクリスマスキャロルの大合唱。ギター、ボンゴありの賑やかさ。
ディナー後はスイーツをつまみながらまたまた大合唱が始まりました。いつ終わると知れないノリになってきたので私は11時過ぎに退散。インドな人々のパワーにはいつも圧倒されます。
Thank you!
Waffle time [Food & wine]
たまには変わったものを食べようと出かけたのはNero Waffle Bar。店に入ると「あのテーブルの好きな場所にどうぞ」と6人掛けテーブルに案内されました。ところがこの席L字型なので両側から座ることができないグループテーブル。まあ、いいかと独り占め。今日はParisienneというブリ―チーズ、アルグラ、洋なしにはちみつとブラックベリーが散りばめられたものを注文。しばらく待っていると女性2人が店に入ってきました。聞こえてきた会話によると合計5人のグループらしい。きっと私が座っている場所を狙ってきたのでしょう。ところがウェイターのお兄さんは私に席を移動してという事もなく、結局彼等は外のテラス席に案内されてしまいました。何だか申し訳ないと思ってしまうのは相席文化で育った日本人の私。カナダでは大きなテーブルを1人占めしている場合が良くありますからね。
気を取り直して、ワッフルを頂きましょう。今日はそば粉のワッフルにしたので噛みごたえも軽く香ばしい。ブリ―チーズと洋ナシの組み合わせってどこかで食べたような...ああ、あれはバゲッドサンドウィッチでしたね。ワッフルでも美味です。
たっぷりと紅茶を飲みながら美味しい一時を過ごしました。
Nero Waffle Bar
1002 seymour st
Before Christmas [Thoughts]
11月も半ばを過ぎると街もクリスマスデコレーション。ショッピングモールでは既にサンタクロースが子供達と写真を撮り始めていました。毎月ディスプレイが変わる文房具店も冬景色。
昨年届いた友人からのクリスマスカード「これを最後の便りにします。どうぞお元気で」とやんわりと終わりを告げるメッセージに少々驚いてしまったけれど、考えてみれば年賀状ではなくカードを購入し、国際郵便送付と一手間がかかるので、それも納得。メールやeカードでのやり取りも増えてきました。インドの家族達はWhatsapp、高校時代の同期達とはLINEになりそう。時代の流れです。
それでも手書きカードを送るつもりです。返事のない手紙でもいいから。
Thank you yogis! [Not a bad day]
土曜日のヨガレッスンを終えて家に帰りバッグの中身を整理しているとコインケースが無い! ヨガマットを借りる時に$1支払ったのは覚えているので、ひょっとして受付近辺に落としたかもしれない。
日曜朝。ミサの時間中も「コインばかりで$10位は入っていたかもしれない。誰かのものになっていたらそれも仕方ない事」とほぼ諦め状態。
そして月曜日。ヨガスタジオに電話してみるとつながらないのでメール連絡。この日はレッスンに行くことができないことも伝えて。
火曜日朝。ヨガスタジオより返信メール「それは災難でしたね! 我がスタジオでは落し物は保管しているので受付に尋ねてみてください」。仕事帰りに立ち寄り「コインケースを落としてしまったみたいなの」と言うと受付の女性はにこやかに微笑みながらキャッシャーの底に保管してあったケースを取り出して「これかしら?」「Yes!!! Thank you so much!」
以前通っていたヨガスタジオでは着替え場所で指輪を落としてしまい、結局見つからなかった。
今の場所は参加する人々が何となく違う雰囲気、そう、心あるヨギー達が集っている感じ。
バンクーバー、良い人も多いのです。
Namaste.
Feel free [Music]
合唱練習に参加しはじめてからほぼ1年。団員はベテランシニアから最近では声も若々しい新団員も増え、年齢層も様々。シニアのおばちゃま達は毎週元気にやってきます。歌いに来るだけでなく長年の友人達との時間を楽しんでいるのです。おしゃべりは練習中も止まらないこともあるけれど。笑。
コンサートの日は髪をセットし、別人のようにメイクアップしてくる人もいて、何だか可愛らしい。
先週の練習では隣と後ろの席で70歳位のベテランに囲まれてしまいました。彼女達、早く動くところは少々大変そうだけれど、発音が良いので勉強になります。
歌うことはシニアの人々にとって精神的だけでなく肉体的にも相乗効果があるそうです。とは言え合唱団のレベルを高く保ち、難曲についていけるかどうか? 今のところは気力があるので楽しくチャレンジしていますが。
将来どこまで続けられるかわからないけれど、10年以上のブランクを超え、全く違うジャンルでの音楽活動に復帰できたので、楽しんでいこうと思います。
Where words fail, music speaks. ― Hans Christian Andersen
Movies [Movies]
この数か月に観た映画まとめです。
Last Flag Flying (2017)
ベトナム戦争海軍で闘った兵士達の思いがけない再会はイラク戦争で殉死したLarryの息子の葬儀。形式的な国葬扱いではなく家に近い墓地に葬るべく棺桶をトラックで運ぶことに。夫々の人生を歩んでいる彼等の30年後の再会。コミカルながらも彼等の現在と過去との人生の歩みが語られる。
The Hummingbird Project (2018)
最速インターネットケーブルを競合他社を追い抜いて設置できるか? アメリカ国内を縦断する巨大プロジェクトが発足される。各地域の人々との交渉はビジネス一直線ではなく、金銭だけでは動かすことができない現実に立ち向かうことに。意外なテーマはとても興味深く楽しめました。主役のJesse Eisenbergがいい味を出していました。
At Eternity's Gate (2018)
ゴッホ本人?と見間違うほどのリアルさを出しているWillem Dafoeが熱演。情熱の画家ヴァン・ゴッホの物語。創作であるとはわかっていても、このようだったかもしれないと想像の世界が広がります。
Stockholm (2018)
1973年ストックホルムで発生した銀行強盗人質立てこもり事件。緊迫が続く間に犯人と人質との間に心理的なつながりができ「ストックホルム症候群」と名付けられた。Ethan Hawkeが犯人役を熱演。
Maudie (2016)
Ethan Hawke続きでMaudie. 1930年代カナダ、Nova Scociaに暮らしていたMaud Dowleyは関節炎による障害のため通常の暮らしは難しかったが絵を描くことにより精神を調整していた。かたくなで貧しい漁民Everettの家政婦として働くことから心が通い合うようになる。Maudie役のSally HawkinsはThe Shape of Waterでも障害のある女性を演じており、その演技力には絶賛です。
Manolo (2017)
靴デザイナーMANOLO BLAHNIKの自叙伝。とは言え抽象的な場面も多く、ちょっと残念。
Gloria Bell (2018)
10数年前に離婚した50代のGloria.仕事も順調、子供達も成長し、自由に暮らしているが、ダンスクラブで出会ったArnoldと心を寄せ合うようになるが...成熟した大人同士の恋愛か、と思いきや夫々の家庭のしがらみに嫉妬を感じたりと一筋縄ではいかないのです。Gloriaは自由奔放過ぎたイメージでした。
Super 30 (2019)
天才的数学の知識を持つAnand Kumar はインドの低層階級暮らし。論文がケンブリッジ大学に認められ招待されても旅費を工面することが出来ず断念。母親の作ったパンを売り歩く日々から、地元上流学校の教師へと誘いを受け、貧困から逃れるべく承諾。溢れるような現金収入に我を忘れて行くが、貧しいため学校に入れない少年に出会ったことから彼等のための学校を造ることを決意し30名を人選しSuper 30が発足する。
Anand Kumarは2002年のSuper 30を始め、2018年までに481名中422名がIndian Institutes of Techologyの入学試験に合格させている。インド映画ならではの政治的絡み、お涙頂戴、とドラマチックな展開。実際も政治家等からいつもはヒーロー役ばかりのHrithik Roshanが地味な教師役というのも見どころ。
The King (2019)
King Henry Vの物語The King.歴史物語は現代の俳優達が演じるには難しいと思われるけれど、Timothée Chalametの自然な演技にぐいぐいと引き込まれました。
Something to me [Beauty]
11月も既に中盤。クリスマス商戦も始まりつつあります。日本ではありとあらゆるコスメティックが限定販売されますが、カナダも細々と展開。偶然見つけてしまったクリニークのセット。気になっていたAlmost Lipstickが入っているではありませんか!
この製品はAlmost Lipstickという名の通り、とても軽い付け心地で唇の色に自然と馴染んて行くのです。無香料なのでとても気持ちいい。
通常価格$25.00に加えて、ブラウン系アイシャドー、マスカラ、アイライナーがキラキラポーチに入って$40.00.これは買い? いえいえ、衝動買いはやめることにしたので3日考えてついに購入。笑。
ささやかに自分へのギフト(ってまたまた言い訳ですが)
Have a great weekend!
How to get to Sesame Street [Entertainment]
Big bird, Cookie monsterが活躍する子供番組Sesami Streetが50周年を迎えました。どのキャラクターも強烈に明るい色合いでとっても新鮮でした。キャラで好きだったのは人の良さそうなErnie。眉毛がつながったBertとの掛け合いが面白かったな。
ワクワクするテーマソング「初月給セッサミストリート~」と大声で歌ったのも懐かしい。
あ、「How to get to Sesame Street」でしたね 笑。
Lest we forget [Canadian Life]
第一次世界大戦終結を記念してイギリス国王ジョージ5世が定めた記念日Remembrance Day.カナダではバスの電光掲示も先週からLest We Forgetとなり敬意を表しています。
記念碑のあるVictoria Squareでは毎年この日に式典が行われます。2日前には原住民の人々による式典が行われていました。
戦争には勝利と敗北が常に存在するけれど、従軍した人々の命の尊さは国の方針とは程遠いもの。
数百年経た今も尚世界のどこかで闘いが行われているのです。欲望を抑えられない人間の愚かさは残念ながら変わらない。
Lest we forget
Sunday afternoon yoga [Body & Mind]
普段は参加したことのない日曜12時のヨガレッスンに行ってみると、開始まで10分程あるのにスタジオはほぼ満席。次々とやってくるヨギー達のために隣の人のマットの間隔を最小限に縮めてレッスン開始。
Mariのクラスは無駄のない流れ。落ち着いた声で「Plank pose.右手をおろして、左手をおろして」と写真のようなDolphin Plankポーズへ。
一呼吸おいて最初の写真の腕立て状態に戻り、downward facing dogポーズへ。これを数回繰り返すとかなりの運動量になり、汗も出てきました。男性ヨギー達が多いのも納得。
不思議なことに75分のクラスを終えると体も心も軽くなり、元気いっぱいに。充実度120%のレッスンに感謝。
The Garden [Food & wine]
Downtown Eastside一角はドラッグ常用者、ホームレスが集まる地域。一般人が通行するにはかなり勇気がいる通り。バスも運転手に加えてもう1人乗車し車内をチェックしています。しばらくすると街並みも落ち着き目的のカフェThe Gardenに到着。
緑溢れる店内。写真を撮らなかったけれど、地元の作家による手作りソープ等も販売されています。
お昼時だったのでBeet hummus toastを注文。待っている間は番号カードではなくパンダのカード。
キャロット、たっぷりのパンプキンシードも乗って元気いっぱい。美味しく頂きました。
帰りも同じルートのバスに乗車し、例の一角を再び通過。一部人々が並んでいる場所がありました。よく見るとターバンを巻いた男性が食べ物を配っています。バンクーバーにはシーク教徒が多いのですが、彼等の寺院では常に食物を供給しているのです。分け与えるということの大切さ。並んでいる人々はそんなことお構いなしでその日その日を凌いでいるのでしょうが。
バンクーバー社会の格差を痛感した一瞬でした。
The Garden
868 E. Hastings St.
Common sense [Canadian Life]
5人に対してパンは2つ。アナタならどうする?
正確に5等分するか、簡単に6等分して最後の一切れは人々の判断に任せる?
カナディアンと言えども背負っているカルチャーは様々なので時に彼等の根本的なマナーに納得いかないことがあります。
事件は月曜日。
部長秘書Susanはミーティング用にランチボックスを注文。ところが予想外に参加者が少なく50箱以上残ってしまいました。「皆持って帰って~」と言うので2箱ありがたく頂戴。同僚達も1-2箱喜んで持ち帰り、残りはSusanがオフィス内の冷蔵庫へ保管。
火曜朝8時 自分のランチを保存するために冷蔵庫を開けると、未だ10箱以上が残っていました。
11時 Susanが血相を変えて「1箱も残っていないわ! 昨日は30箱以上あったのよ!!!」と大騒ぎ。彼女いわく隣の部署の女性は4箱ごっそりと自分のバッグに詰めていたそう。冷蔵庫は誰でも入れる場所なので誰が何をどう出し入れしているかは不明なのです。
そして木曜日。私担当のミーティングにコーヒーを注文。会議室内にはコーヒーポットを持ち込めず、外のテーブルに設置。ところがトイレに隣接している場所なので一般人が多く出入りし、勝手にコーヒーを飲んでしまい、休憩時に皆が室外に出てくるとポットは既に空。
Common sense-「常識」とは日々の生活に沿った基本的なマナー。
でもそのマナーが皆に共通しているかどうかは別問題。
Jack Ryan [Movies]
Tom Clancy原作Jack RyanはAmazon Prime シリーズで2018年放映。古くはHarrison Ford等も演じてきた作品。
退役海軍のJackはファイナンシャル・アナリストとしてCIA勤務。通常ではない巨額送金を行っているイエメンのテロリストを発見したのを機に、めくるめく事態に引き込まれていく。
図書館よりDVDを借りてきたのですが、見始めたら止まらない!
Jackを演じるのはJohn Krasinski.この映画に向けて体力改造をしたというマッチョな体型。数年前に観た映画では恋人になれない超お人好しな男友達、人の良い婿等柔らかな印象だったのが、この映画では知力、体力を駆使して悪に立ち向かっていきます。そう、知力勝負なのです。
Lunch with friends [Vancouver Life]
Helloweenが終わったとうことは11月! いい気候の日々が続いているので久しぶりにホームパーティーを企画しました。今回のメニューは
- Fish cutlets (白身魚にスパイスを効かせて)
- Pumpkin Shrimp
- Salmon Curry
- Spinach Dal
- Spicy mussels
- Green salad (walnuts, balsamic vinegar)
- Beetroot
- Basmati rice
- Raita (onion & tomato)
元気いっぱいの小さなゲストもやってきました。ところがKids menuを用意していませんでした。どれもスパイシーなので食べられるかな? 優しい味わいのDal(豆のカレー)は気に入ってもらえたようです。よかった。
初めての出会い、数年ぶりの再会もあり、更に子供達のエネルギーに皆煽られて楽しい一時となりました。写真を見ると一番輝いているのは5歳女子。お肌ピッチピチだもの。
友人達を車まで見送りして、子供達と100回位bye bye~を交わしたのも新鮮でした。ほんの数時間ですっかり元気をもらってしまいました。365日フル回転のお母様方に敬服です。
また企画しましょう♪