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Green Book, etc. [Movies]

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最近観た映画をまとめてみました。

Green Book (2018) Peter Farrelly監督
労働階級のイタリアン・アメリカン運転手を雇ったアフリカン・アメリカンピアニストとの南米への旅。1960年代の実話を元にした話。州によってはトイレもレストランも公然と人種差別が行われていた時代に黒人が安全に旅することができるように出版されたガイドブックGreen Book.
才能ある人々も肌の色の違いで差別されてしまうという事実をユーモラスに綴っていきます。
知能よりも体を張ったボディガード系の運転手を雇ったこと、正解でしたね。イタリアン・アメリカンの人々の濃い家族のつながりも見ることができて面白かったです。

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Mary Poppins Returns (2018) Rob Marshall 監督
映画が始まると同時に広がる音楽が美しくて、あっという間にその世界に引き込まれていきました。
1964作の「Mary Poppins」は見たことがないのですが、2018年ヴァージョンだけで立派な作品。
ロンドンが舞台の物語はBrithsh Englishで語られないと。Mary Poppinsを演じるEmily Bluntはまさにうってつけ。しかも彼女、歌もダンスも完璧です。素晴らしい!
不思議な従妹役のMeryl Streepがいい味出していました。この人はどの役でも存在感がありますね。

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The Children Act (2017)  Richard Eyre監督
高等法院の裁判官Fionaはエホバの証人信者である18歳の白血病患者Adamへの骨髄移植を拒否する権利を決定するかどうかの判定を迫られていた。宗教と法律との違いだけでなく、生死を決定することにつながるのです。Fionaを演じるEmma Thompsonの迫真の演技よりも彼女との結婚生活に喜びを見いだせない夫Jackに惹かれました。浮気をしてもFionaの元に戻り彼女を愛していることを何度も口にする。I don't give up!と。Stanley Tucci、好きな俳優の1人です。

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Shoplifters (2018) 万引き家族 是枝裕和監督
2018年カンヌ映画祭にて最高賞パルム・ドールを獲得した作品。
家族のように暮らす人々は全くの他人。老齢年金横領、万引き、車上荒らし、児童虐待、更にJKビジネスと目をそむけたくなる日本社会の現実がズルズルと音を立ててすすりながら食べるカップラーメンの音と重なる映像。評判が高い作品ではあっても個人的にはあまり好きではなく、見終わって2日程気分が沈んでしまった程。
唯一の救いは樹木希林さん。彼女の存在感は素晴らしかったです。ご冥福をお祈りします。
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