Good Friday [Faith]
Good Friday-キリストが処刑された金曜日。何故GOODなのか? 神父は「愛と慈悲を再確認する良き日なのです」と語りました。また古語ではGoodはHoly(聖なる)の意味を持つとのこと。
ミサでは信者達は十字架の前に跪いて敬意を表します。COVID-19以前は大きな十字架に1人1人キスをする習慣でした。普段よりも参列者が多いHoly week、今日は体調が今一つだったのでヴァーチャル参加。これはCOVID-19で良い方向に変わった事の1つです。
El Grecoが描いたキリストは苦悩に満ちながらも天を仰ぎ、まるで生の人間のような表情に胸を突かれます。
Father, into your hands I commend my spirit.
The Last Supper [Faith]
Easter Sunday前の木曜日はThe Lord's Supper -主の晩餐ミサが行われます。キリストが12人の使徒達の足を自ら洗い、その後最後の食事を取る話。足を洗うという行為は当時奴隷の仕事だったそう。驚く使徒にキリストは「師が弟子達の足を洗うように、あなた方も互いに足を洗いなさい」という模範を示すのです。
キリストは最後の晩餐のテーブルに裏切者がいるということを知っていながらも食事を共にします。なぜなら彼等を愛していたから。そして数時間後には囚われの身となります。
愛とは一言では語る事のできない深く重い言葉ですね。
今日見つけた絵は1320年代にUgolino da Sienaが描いたもの。裏切者Judaはどこにいるでしょう?
Sing a new song [Faith]
教会に携わる人々は全て信者のボランティアによって賄われていますが、諸事情により私の所属するクワイアのリーダーとピアニストが本日を最後に退任することになりました。
リーダーは毎日曜の9時、11時ミサの音楽を担当し、各ミサに因んだ曲を選曲、練習設定、当日準備等を20年間続けてきたのです。メンバー達は楽譜を読めない人々も多いので音楽の経験だけでなくリーダーシップも必要。彼女は双方備えた人。そしてピアニストとのコンビネーションも抜群です。COVID-19で教会閉鎖中の間はZoomでのミサ時に1人で歌い、奏で続けてきた2人の貢献には感謝しても仕切れないほど。
教会の賛美歌隊というと写真のようなイメージだけれど、カナダの教会はもっとカジュアル。皆普段着で参加しています。
私達は総勢12名。30年以上歌っている人、心臓発作で1月から自宅待機の人、と色々だけれど昨年9月より3名の新メンバーも加え、良い雰囲気でまとまってきたところでしたが今日で解散。これからもどこかで繋がっていくことを願って。
音楽とは音程をピタリと揃えて演奏するということだけでなく、気持ちが合い、共に奏でる時間でもあるということを学んだ一時でした。
Thank you all!
Sing to the LORD a new song; sing to the LORD, all the earth.
Psalm 96
Epiphany [Faith]
ベツレヘムの空に輝く星に導かれて集まった東方からの3人の賢人達の訪問と幼子イエスの洗礼を祝う日Epiphany.クリスマスより12日後ー1月6日がその日ですが、北米では1月2日から8日までの日曜と設定。
この前日にクリスマスデコレーションを片付ける習慣です。
賢人達の贈り物は夫々意味ある黄金(王の象徴)乳香(神に捧げる神聖さ)没薬(彼も死を迎える)
賢人達は夫々の道を通って母国に帰ります。今日のミサでは神父はこの例を挙げ信仰には夫々の道があるという話になりました。彼は回り道をしながら信仰にたどり着いた聖人の話を例に挙げて。
生まれながらのクリスチャンではない私が興味を持ったのはダーリンと出会ってから。カトリック家庭に育ち、寄宿学校に通った彼には自然の流れ。彼に連れられて東京の教会でのイースターミサに参列したのが初めての体験。その後インドの家族達の日々が祈りと繋がっている様子を目の当たりにし、更に興味が湧き、学び、カナダで洗礼を受けました。
今思えば、星の輝きに導かれたのですね。
Natalis Domini, natalis est pacis [Faith]
Merry Christmas to all!
暗闇の中の人々に光を与えるためにイエスは生まれてきたのです。フランシス教皇はクリスマスミサにおいてウクライナ戦争、中東戦争の被害に遭っている人々を例に挙げ「絶望の中にいる人が少しでも希望を持てるように祈りましょう」と語られました。
クリスマス・イヴは近くの教会ミサに参列し、なんちゃってクワイアにて歌い、今日はHoly Rosary Cathedralに行ってきました。パイプオルガンの響きと調和した美しい歌声にうっとり。
絶望の中にいる人々が少しでも希望を持てるように。
The Angel's Candle [Faith]
Advent4週目のキャンドルはAngel’s Candle。天使ガブリエルがイエスの到来は愛をもたらすという意味から愛の象徴でもあります。今日のミサの最後に神父は「クリスマスを孤独に過ごす人々は来客が訪れる事を待ち望んでいる。それは神なのです」と。心にストンと落ちた言葉でした。
心温まった日のティータイムはBasque Cheesecakeと共に。
大変よく焼き上がりました~♪
Rejoyce! [Faith]
Advent 3本目のキャンドルはJOYーイエスの誕生を迎える喜びを表すピンクのキャンドルに灯をともします。
この季節に世界中の人々が喜びに満ちているわけではなく、戦火をくぐっている人々、飢餓に苦しみ、あるいは突然の事故や病に倒れる人々もいるのです。
今日のミサで読まれたのは
"Be strong and do not fear. Behold, our God will come, and he will save us." Is 35:4
Be strongとはとても強い言葉。ダーリンがガンの宣告を受けた日に彼はこの言葉を口にしました。
聖書からの引用だったとは気づかなかった。
今日歌い終えたMessiahの歌詞は全てが聖書からの引用。3回目にしてしみじみと心に染みる節がいくつもありました。
"The LORD gives sight to the blind" Psalms 146
2nd Sunday of advent [Faith]
Advent第2日曜日。2本目のキャンドルはPeaceを意味します。別名Bethlehemキャンドルとも呼ばれ、キリストの誕生に向けて夫々の人生と日々の生活をより良く準備しましょう、という祈りを込めて。
今日は合唱団のクリスマスコンサートでした。2019年以来5歳から70+歳までのグループが全員集合のコンサートなのです。
最年少グループはステージに上がった途端に泣き出してしまう子や、会場の家族に対して手を振りまくっている子、隣の子と喧嘩している子たち、と毎回アクシデントあり。大人達は最後列に座っているので彼等の動きを微笑ましく眺めていました。
曲順を間違えずに、そして立ったり座ったりと忙しく、普段のコンサートとは全く違う流れなので笑顔のうちに無事終了。最後はHave Yourself a Merry Little Christmasを全員で。この歌を歌うとじ~んときてしまいます。
今このブログを書きながらPeace かぁ…と改めて。
Happy SFX Feast [Faith]
12月3日はインド・ゴアの聖人St. Francis Xavierの誕生日。この日現地の教会では特別ミサが盛大に行われます。
バンクーバー近郊に住むゴア出身の神父が初めて現地語Konkaniでのミサを企画。写真のザビエル像は神父がインドより手荷物で運び、配布された小冊子はKonkaniと英語の2か国語表示。
偶然3日前にゴア出身の友人に電話した際、今日のイベントを教えてくれ急遽連れて行ってくれることになったのです。しかも賛美歌にも当日加わることに。COVID-19以前に別グループで歌ったこともあるので楽しく参加♪
神父はゴアへの想い、そして現地語でミサを行うという事の大切さを熱く語ってくれました。
ミサの後はポットラックパーティー。Goa料理が所狭しと並びましたよ。
祭事には欠かせないスイーツKhaja。ショウガ味が効いたかりんとうのようなもの。美味しかった~。
日本にキリスト教を布教した聖ザビエル。ひょっとして、と調べてみると日本の聖人でもありました。
Goa出身のダーリンが毎年楽しみにしていたイベント。彼が隣で微笑んでいるようで嬉しかった。
Happy Feast