2016 Spring in Tokyo (2) [2016 Tokyo]
上野に行った目的は花見ではなく美術展。世界中のアートが集まる東京、素晴らしすぎます。
まずは国立西洋美術館にて開催されているカラヴァッジョ展へ。劇的な明暗法を用いた彼の作品は人間の本質に迫るものがあり、観ているうちに絵の中に引き込まれてしまいそうな迫力。イタリア・ローマに行った際は教会内での大型作品から小品まで楽しんできたので今回も期待が高まります。
9:30開館前に着くと既に60人程が列をなしていました。東京の人々、アートへの意識が高いですね。
36歳で没したカラヴァッジョの作品は約60点と言われ、本展では2014年に発見された「法悦のマグダラのマリア」が世界初公開。マグダラのマリアは最期の晩餐の唯一の女性。ところが若い頃は奔放に暮らし、途中イエスに出会い信仰への道を歩み始めます。罪と後世の清らかさの両面を持った女性として絵画の題材に多く取り上げられています。カラヴァッジョが描いたマリアは生々しい人間そのもの。
他にもカラヴァッジョから影響を受けた画家達の作品もあり、じっくりと楽しめます。
出口近くのお土産コーナー。どうしてこんなにも関連商品が並ぶんだろう、日本って 笑。
ワインのラベルは当然カラヴァッジョ 笑
カラヴァッジョ展
東京・上野 国立西洋美術館
6月12日まで
2016-03-30 21:52
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コメント(2)
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うわあ、良いですねえ。ルネサンスの頃の宗教画はリアリティーがあって内面の思いが透けて見えるようなものも多いですね。
東京の美術館も頑張っていますね。
by ラパン (2016-03-31 19:50)
すごいでしょう、ラパンさん。
名画が世界各地より集結中の東京、今イタリアに行かないほうがいいわよ。笑。
by cecileyvr (2016-04-01 10:53)