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Beautiful Boy [Books]

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利発で兄弟達の面倒もよく見て自慢の息子だったNic。ある日家族でビーチに出かけた午後、突然身を隠したNic.数時間後マリファナ使用で警官に連行されてしまう。

興味本位で試したアルコール、そしてマリファナ、更に強いドラッグにはまり魔のサークルから抜け出せなくなりティーンエージにて既に中毒者になってしまったNic。親類の家に忍び込み現金を盗み出し、更には弟の貯金箱の8ドルまでも盗み出す。

著者はNicの父親。諦めずに愛し続けリハビリセンターへ導く。ところが中毒者達はそう簡単には元の生活に戻れない。数か月後はまた中毒生活に戻り、家族達は電話のベルが鳴る度にNicからか警察からか、と脅かされる。ページをめくるたびに「また…」とたまらない気持ちになりながら光を求めて読み続けました。

2018年カナダではマリファナが合法化。タバコ同様の扱い。そこから更に強いドラッグを求める中毒者を導いている気がしてなりません。

ドラッグ中毒者達の家族は離婚や家族関係のもつれ等が原因かと両親は自分達を責めてしまう。彼等へのカウンセリングで都度言われるのが3C's.
I Didn't Cause It. - 私が原因ではない
I Can't Cure It. -私は癒すことができない
I Can't Control It. - 私はコントロールすることができない

裕福で幸せな家族に育った子供も中毒者になってしまうのです。愛する子供を別世界へ失ってしまうことの辛さが北米では日常茶飯事に起こっているのです。

映画化もされているので機会があれば観たいと思います。
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コメント 2

ラパン

この映画、観て来ました。本当に怖い中毒、海より深い父の愛、、、ドラッグを常用するとどうなるか、ある程度知っていても衝撃的な映画でした。ティモシーシャラメの演技も素晴らしくて、、、。
先日、映画を観る前にコメントを残したつもりでしたが、、私のおっちょこちょいでしたか、、。
フランスはまだ合法では無いとはい、常に取引する者達が存在し(南仏マルセイユ経由で)、有名人、若者と普通に使っている様です。高校生での使用経験はなんと30%にも登るとか、、、。映画ほどの状態では無くても、軽いものなら簡単に手に入ってしまうフランスも、、心配です。
by ラパン (2019-02-11 13:13) 

cecileyvr

ラパンさん
カナダ政府の言い分は合法化することにより裏取引きを取り締まる、ということだけれど、私は疑っています。
興味本位で始めた軽いモノから次々と強いドラッグにハマってしまう恐ろしさは衝撃的でした。
映画、見そびれてしまったのでDVDになるのを待っている所。
by cecileyvr (2019-02-13 08:57) 

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