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Yokoso Japan (13) [2022 Japan]

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京都最古の禅寺建仁寺は1202年建立。何と820年前のお話。禅の作法、規矩(禅院の規則)が厳格に行われ純粋に禅の道場となり、室町時代には厚い保護を受け大いに栄え、後年は塔頭の統廃合が行われた後、境内は半分近く縮小され現在に至っています。
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それでも十分に広い境内。最盛期の頃はどんなに賑わっていたのかと想像の翼が広がります。
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建立800年を祝して奉納された小泉淳作画伯の双龍図は畳108畳分大。圧巻の一言に尽きます。

場所を移動すると開山・栄西禅師の生誕880年を記念して細川護煕が奉納した襖絵が公開されていました。
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「細川さんってあの細川さん?ひゃー、絵ぇも画きはるんやったんね」とびっくりオバちゃんや
「政治なんてやらんで最初っから絵ぇでも描いとればよかったんや」とつぶやくオジさんで盛り上がってましたよ。
小グループの修学旅行生、一般旅行客もわずかで静かに拝観できるのは今ならでは。部屋から眺める庭の美しさ。
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「写経の方はこちらへ」という案内に閃き、写経体験をしてみました。予約なくとも入口で申し込むことができます。説明書、下書きのある紙、筆ペン、文鎮、手元ライトの一式を受け取って写経場へ。
「写真撮影は禁止です」という指示に従って全く写真なし。部屋には先客が2名写経に勤しんでいました。さてさて10数年ぶりの書道。慣れない筆ペンと縦書き漢字の般若経を一画一画なぞることに集中。いつの間にか先客は終了し、私1人となりました。余りにも下手な自分の字にあきれつつも集中。
横を見ると中庭にアゲハチョウが静かにやってきました。

ああ、ダーリン、京都に来たのね? 思いっきり下手な私の字を笑ってやって。

写経の最後に願い事を書く行があったけれど、Rest in peaceの日本語がわからず「日々感謝」と書きました。
Rest in peace, my love.
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