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DOKUGAKU [Books]

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14名の著者による「独学」の意義、方法、魅力等を綴った新書「独学の教室」。日本土産に買ってきました。
国家から民間まで資格大国の日本とは異なり、学歴や職歴なしには資格を容易に取得できないシステムとなっているカナダでは学びたくとも最低限レベルにたどり着くのが困難な事情があります。取り合えず興味のあることを学ぶには関連本を読んだり、YouTube等を利用しまさに「独学」模索中です。

この本では「読むだけでは身につかない」とバッサリ言っている人、
「コクヨ100ページノートを年6冊利用し、記録、学習、仕事の全てを書き込む」方法を取る人、
「東京の大学在学中に年間通して世界中の美術に触れる事」に挑んだ人、等々ありとあらゆる角度からの意見に面白く惹かれました。
3番目は東京ならではのメリットであり、地方都市、もしくはバンクーバーのようなアート事情がいまひとつな海外都市では全く難しいけれど。

著者たちは作家、学者、ブロガー、ライターと出身、職業も様々なので夫々の視点からの意見が面白い。中でも大いに頷けたのはマリ共和国出身、京都精華大学前学長ウスビ・サコ氏の言葉
「日本人が言う学力・学歴とは結果ではなく”ザ・日本人”を作るためのプロセスなんだと思います」
ああ、まさにその通り!

生涯学び、と言われるけれど限られた時間の中で、何をどう学んでいくかのヒントになる1冊。
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