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The Invisible Kingdom [Books]

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頭痛や眩暈、継続的な倦怠感、時折電源ショックを浴びたようなパニック状態、と原因不明の病に侵された場合、あなたならどうする?

著者Meghan O'Rourkeは自身で調査を行い、出来る限りの治療法を試していく日々の記録The Invisible Kingdom。病名不明の病はまさに目に見えない暗闇。彼女はそのストレスを夫にぶつけると
「病と闘っている君を目の前にして、何もできないでいる僕の事を考えた事がある?」とつぶやく。

読み進んでいるうちに、このカップルは離婚するのでは?と心配した程。
ありとあらゆる試行の後、感染症のひとつライム病であることを発見。専門医の処置により体調はゆっくりと改善に向かっていく。2人は離婚することなく、その後2人の子供に恵まれる。

大きな病気や手術の経験もなく、特別酷いアレルギーを持たない健康体の私にはまさに目からウロコの情報。ページをめくってもめくっても彼女の体調は改善しないので、読んでいるうちに気が滅入ってくるほど。本篇の後には100ページ以上に及ぶ関連医学情報リンクが添付されています。

闘病記録なので彼女を支える人々の事には殆ど触れられていません。彼女の夫には心から同情します。
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コメント 4

paprica

ドキッとします。相方はライム病ではないけれど、Auto-immune disorderの原因不明の突発性リュウマチのようなものも経験しているし、あちこち支障がでて今は慢性の痛み。2日前も夜中に痛みで唸っていて私も起きて薬をぬって、彼は寝たけど私は眠れないとか。痛みのせいで「はぁ、はぁ、、、」っていう唸りのような声も、慢性的だし。
時々「I'm seriously going crazy!」って叫びたくなります(叫ぶときもあります。笑)
この本の主人公の方は原因がわかって治療もすることができて、本当に良かったですよね♪
by paprica (2023-11-29 05:07) 

ラパン

闘病記は様々あるけど、この病気が何か探りながら、と言うのは壮絶ですね。
人間の身体って、本当に不思議です。
オフィスの朝のカフェタイム、寒そうな外の景色!
風邪に気をつけて過ごしてくださいね〜。
by ラパン (2023-12-01 07:18) 

cecileyvr

papricaさん
体調が優れない間に悶々と病因を探し続ける著者の暮らしには言葉がありませんが、患者と共に暮らす家族の肉体的、精神的徒労を探った読み物を探したいところ。相方さんの体調が安定しますように。
by cecileyvr (2023-12-02 02:45) 

cecileyvr

ラパンさん
暗闇の中で悶々と光を求めてさまよっているようでした。
そして読み続けているうちに気分が滅入ってくる自分に「病は気から」なんだな、と実感しましたよ。
by cecileyvr (2023-12-02 02:46) 

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