Eugene Onegin

チャイコフスキー作曲　オペラ「Eugene Onegin」。Metropolitan Opera Nightly Streamsでの配信にて2017年の舞台を観たのですが、今回は2007年版。配役も演出も異なると全く違った印象となりました。

2017年版はソプラノ歌手Anna NetrebkoがTatiana役を演じていたので主役のEugene Oneginを上回る歌唱力と演技力に圧倒されてしまったのですが、2007版は故Dmitri HvorostovskyがEngene.
彼にスポットライトが当たります。
TatianaはRenee Fleming.彼女のピアニシモの美しさは言葉にし難い程。演技力もさることながら、音楽の美しさに心地よく身を委ねました。

また2017年版ではTatianaの母親役を務めたElena Zarembaが妹のOlgaを演じていたのも興味深く、彼女の豊かな歌声に魅了されました。

歌声だけでなく、そのカリスマ的な要素も素晴らしかったDmitri Hvorostovsky。脳腫瘍の宣言後舞台復帰したものの2017年に55歳にて逝去。惜しい逸材を失いました。

Tchaikovsky: Eugene Onegin (Feb 24, 2007)
Conductor: Valery Gergiev
Tatiana: Renee Fleming
Onegin: Dmitri Hvorostovsky
Lensky: Ramon Vargas
Gremin: Sergei Aleksashkin
Olga: Elena Zaremba