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Graduation 2022 [Work]

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6月は研修医プログラムの修了月。最終年にはThe Royal College of Physicians and Surgeons of Canada認定の試験(口頭及び筆記)を受け、合格者のみに医師免許が与えられます。
今年の卒業生Oliverは心理学(4年)を学んだ後医学部(4年)そして6年間の研修医プログラムを終え卒業後はアメリカにて1年間のフェローシップ制度を選択。長い長い道のりなのです。

先日彼の”試験体験記と研修医生活を振り返って”のプレゼンテーションがありました。
2022年4月の筆記試験に向けて彼は2021年8月よりスケジュール作成。カレンダーには週毎に取り組む課題を書き留め、自分を奮い立たせて日々学習したとのこと。スライドにもカレンダーのコピーが表示され、月を追う度に詳細目標が書かれていきました。次のスライドではメキシコでの休暇中にビーチサイドでテキストブック片手に寛ろいでいる姿。彼の「休暇中は集中して学習できるからおススメです」発言に部屋にいた人々は大笑い。

この間も研修医として手術に携わり、夜中にコールで呼び出され、ジュニア研修医達を指導し、セミナー、レクチャー等の学術イベントもあり、と多忙を極める中、いかに学習時間を作るかが大きなポイント。毎朝4,5時に起きて最低1時間はケーススタディに取り組んだとのこと。
無事試験終了後も約2週間は突然早朝に目が覚めて模試に取り組んでしまう状態だったのです。

彼の実体験にジュニア研修医達は身を乗り出して聞き入っていました。

毎年卒業生を見送ってきたけれど、正式なプレゼンテーションを設定したのは今年が初めて。特に最新試験情報は後輩達そして模擬試験を作成する医師達とってもかなり役立ったことでしょう。
選抜された研修医プログラムに合格するだけでも大変なのに、更に6年の道程を無事終え、最終試験に合格し、その後も最新医療技術、制度に対応すべく学びは続いていくのです。
普段は気さくで賑やかな彼等だけれどその頭の良さと努力に改めて敬服です。

Congratulations, Oliver!
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