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Ode to joy [Music]

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Beethoven Symphony No.9、第九。1824年初演時にベートーベン自身が指揮をしたのですが、ほぼ完全に聴力を失っていたため、演奏が終わっても指揮を振り続けていたとのこと。
世界的に有名なこの楽曲を聴力なしで完成させたという彼の才能と音楽の素晴らしさにはただ感銘するばかりです。
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さてさて、今回はWest Coast Symphonyとの共演。ダウンタウンの教会の限られたスペースにオーケストラと合唱総勢約120名がひしめき合います。
最初のリハーサルは大音量の金管楽器に圧倒されて、満員電車内でもみくちゃにされたような気分。歌声は聴こえているのか? 笑

このオーケストラのコンサートのチケット代は全て寄付金にて。会場人数制限があるのでバンクーバー近郊にお住いの方々、上記リンクより内容を確認してくださいね。

そして本番。女声合唱チームは曲の始めからステージで着席。これが…長い 2楽章で一瞬寝落ちしそうになりました。ノリの良いカナディアンの聴衆の人々、楽章が終わるごとに拍手してくれます 笑。
3楽章が終わり男声チームがステージへ。全員起立で4楽章が始まりました。

劇的なティンパニと高らかなトランペットから始まるこの楽章。一時落ち着くとあの有名な「Ode to joy 歓喜の歌」の旋律が静かにコントラバスの低音が奏でていきます。このメロディが始まると「ああ、人生っていいよね」と思わず声に出したくなるのは私だけでしょうか。
本番に強いカナディアン、いい感じで盛り上がっていきます。そしてテンポクラッシャーのファゴットに繋がって一気に現実に戻されました 笑。
ソリスト達が美しく重唱を重ねている中、あるパートが先走りして演奏は崩壊しそうになったけれど何とか持ち越してエンディング。またまた金管パート炸裂で合唱どころではありませんっ。

演奏が終わると会場総立ち。
次回このオーケストラとの共演は2023年4月にまたまたベートーベン 楽しみです。

All is well that ends well
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