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Tokyo 2023 (8)  [2023 Tokyo]

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歌舞伎座 六月大歌舞伎、夜の部は片岡仁左衛門主演「義経千本桜」。親子3代共演というのも売り物のひとつ。かつては玉三郎と仁左衛門のコンビでそれは美しい2人に女性客のハートを鷲掴みしたものですが、さて今回は?
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歌舞伎座内はマスク着用必須。更に「お話はお慎み下さい」と女性係員が数名客席に立ち何度も注意。昨年観劇して分かった事は、観客の皆さんはシニアが多く係員の注意などはお構いなしに話が止まらない。今回も中央座席に座っていたご夫婦、奥様が都度旦那様にあらすじをいちいち説明しているのが耳障りでした。
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舞台は吉野下市村の茶店。いがみの権太(仁左衛門)は、親切気に若葉の内侍と嫡子の六代君、家来の小金吾に近づくと、鮮やかに小悪党の本性を現し、金を巻き上げます。悪事を働く権太は女房と息子には優しく、3人親子のほのぼのとした場面が見せ場。そして舞台は、世事に翻弄される庶民の哀切が胸に響く名場面「すし屋」へとつながります。

続くは「川連法眼館」。川連法眼の館へ匿われている源義経のもとへ家臣の佐藤忠信が訪れた際、義経は、伏見稲荷で預けた静御前の安否を尋ねるが忠信は覚えがない様子。これを不審に思った義経から忠信詮議を命じられた静が初音の鼓を打つと、その音に誘われるように現れたのは狐忠信。彼は雨乞いのために殺され、鼓の皮にされてしまった狐の子だったのです。人間離れした動き、セリフの言い回しに注目です。尾上松緑が大熱演。

仁左衛門氏は華がありますね。ならずもの権太を颯爽と演じていました。素晴らしき79歳!
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