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Confronting Christianity [Books]

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世界中約2.4億人が信じるキリスト教。その内訳はカトリック、プロテスタント、ギリシア正教等々宗派は分かれ、細かい部分で教義や慣習が異なります。

多くの白人高学歴者達は聖書を信じる事は危険であると警鐘を鳴らし、同性愛者は受け入れられるのか等12の質問を分析していく”Confronting Christiniaty”。イギリス出身、ケンブリッジ大学ルネサンス文学博士である著者Rebecca McLaughlinはPodcast等でコーチングやコミュニケ―ションビジネスを展開しています。
なので膨大な脚注数! ほぼすべてにリンクアドレスがついているというサービス付き、というか今時の本の良さですね。随所にユーモアの意味を込めてなのか「博士号を持っている私としては…」と自己を語るのは笑って流せるかどうかは読者次第。

キリスト教だけでなく他宗教と殺人行為への質問例として、イスラム主義勢力タリバンの女性への性虐待、穏やかな仏教徒の人々が多く住むミャンマーでのロヒンギャ問題等を上げています。また歴史的事実として江戸時代キリシタン迫害にも触れています。
ところが自身が白人(西洋人)であるからか、フィリピンやインド等アジア各地のキリスト教信者については殆ど触れられておらず、カナダにおけるカトリック教会主催の先住民寄宿学校の暗い歴史や神父達による性虐待等も触れられていない。

宗教は1つだけ切り離すことはできず、各国、夫々の地域の文化に深く繋がっていること、更には政治的背景や歴史も含まれている膨大な流れの1つなのです。
面白いテーマではありました。
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