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2016 Spring in Tokyo (3)  [2016 Tokyo]

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カラヴァッジョ展で勢いづいたので続いてボッティチェリ展へ。日伊国交樹立150周年ということで都内別の美術館ではダ・ヴィンチ展も開催されている東京。今イタリアに行ってもお目当ての作品は東京に移動中かもしれません。

美術館に到着したのは11時過ぎ。既にかなりの人混みで作品に近づくのも一苦労。これが日本なのです。列には並ばず、遠巻きに、そして気になる作品は人混みが途切れるのを待ってから見たり、と自由気ままに。

ボッティチェリはフィレンツェ・ルネサンスの代表画家。宗教画を多く描く見事な腕前はメディチ家という大パトロンにも恵まれ、自らの工房も持ち最盛期を迎えます。装飾的、象徴的な独自の画法を貫き、近代の芸術や文化に影響を与えたのです。

きらびやかな作品が続く中、板の十字架に描かれたキリスト像にまさに釘づけに。
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折しもこの日はGood Friday。キリストが処刑された日です。しばし立ち止まり祈りを捧げて。

「綺麗ね~。いつまでも眺めていたいわね」と女性達に大人気の聖母像。神々しい美しさに溢れています。
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世界各地から集められたボッティチェリ作品20点、更に彼の師であるフィリッポ・リッピ等の作品も合わせ80点以上が集結。見応えたっぷりです。いつも日本の展覧会で楽しみにしているのは館内で上映されているビデオ。短いながらも要所を抑えた内容に更に興味が深まります。

ボッティチェリ展
東京・上野 東京都美術館
4月3日まで

2016 Spring in Tokyo (2) [2016 Tokyo]

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上野に行った目的は花見ではなく美術展。世界中のアートが集まる東京、素晴らしすぎます。
まずは国立西洋美術館にて開催されているカラヴァッジョ展へ。劇的な明暗法を用いた彼の作品は人間の本質に迫るものがあり、観ているうちに絵の中に引き込まれてしまいそうな迫力。イタリア・ローマに行った際は教会内での大型作品から小品まで楽しんできたので今回も期待が高まります。

9:30開館前に着くと既に60人程が列をなしていました。東京の人々、アートへの意識が高いですね。
36歳で没したカラヴァッジョの作品は約60点と言われ、本展では2014年に発見された「法悦のマグダラのマリア」が世界初公開。マグダラのマリアは最期の晩餐の唯一の女性。ところが若い頃は奔放に暮らし、途中イエスに出会い信仰への道を歩み始めます。罪と後世の清らかさの両面を持った女性として絵画の題材に多く取り上げられています。カラヴァッジョが描いたマリアは生々しい人間そのもの。
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他にもカラヴァッジョから影響を受けた画家達の作品もあり、じっくりと楽しめます。

出口近くのお土産コーナー。どうしてこんなにも関連商品が並ぶんだろう、日本って 笑。
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ワインのラベルは当然カラヴァッジョ 笑
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カラヴァッジョ展
東京・上野 国立西洋美術館
6月12日まで

2016 Spring in Tokyo (1) [2016 Tokyo]

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イースターも過ぎ、一気に春、というか初夏のように気温が上がったバンクーバー。イースターの連休を利用して東京に行ってきました。

まずは咲き始めた桜を眺めに上野へ。そういえば昨年もお花見の時期でしたね。先週末は未だ三分咲き位。平日というのに観光客や各地から訪れた人々でかなりの賑わいでした。

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晴れ着を着た女性達が多く歩いているのに最初は何だろう?と思ったけれど、両親と共に歩いている女性がいたので、卒業シーズンということに気づきました。いや~めでたいわ~。袴姿も発見。そういえば私も着たっけ。懐かしい~。

時は変わってもサクラを愛でながらの卒業式や入学式が繰り返されているのには嬉しくなりました。
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