Movies [Movies]
リビングルームから中世にタイムスリップ、時に日差しが眩しい海辺の街に飛び、汗がにじみ出るようなサスペンスに浸り、敵を撃ち殺す…と映画の世界は無限大。更に身につまされるドキュメンタリーに心が沈んだりと悲喜こもごも。
同じ俳優が出演する作品をいくつか見るとその役柄の違いに舌を巻いたり、こんなに若かったのねと笑みが出たり。
昔見た作品を再度観て、懐かしい友達と再会したような気分になったり。
MASS (2021) 無差別襲撃で殺害した加害者と被害者の両親の緊迫した会話が展開していきます。
会話の中から一筋の光が見えてくるのが心に染みました。
45 ans (2015), Swimming Pool (2003) Charlotte Ramplingは存在感たっぷりですね。
Death on the Nile (2022) 確か同じタイトルで以前に観た記憶が…と調べてみると何と1978年。ええっ、そんな大昔だったの?とかなりの衝撃。リバイバルで観たのかもしれないです。
テニスをテーマにした作品を楽しみました。リアルなプレイに迫ったBorg vs McEnroe (2017), Battle of the sexes (2017)。どちらも素晴らしかった。
Venus and Serena Williams の父親を描いた2022年アカデミー男優賞受賞作品”King Richard”
授賞式の暴行で主演Will Smithは賞を返還、そして今後10年間はアカデミーへの立入禁止処分となりました。上記2作品と比べると気分にしっくりせずに途中で見るのをやめてしまいました。
評判と自分の好みは別世界ですね。
まだまだ続きます。
Top Gun: Maverick [Movies]
30年以上に亘り米国海軍の現役トップパイロットMaverick。特別ミッションに向けて若きパイロット達を教える任務に就く。そこにはかつて飛行訓練中に命を落した同輩Gooseの息子Roosterも加わっていた。
飛行機エンジンの爆音からのオープニングに一気にのめり込み、機体の限界まで速度を上げて飛ぶその緊迫感、峡谷を切るように飛ぶスピード、音に手に汗握りながら見入ってしまいました。
1986年作「Top Gun」で一躍スターの座に躍り出たTom Cruise. 30年以上の時を超えてもやっぱりカッコよい。トム様、流石です。
映画前にはMission Impossible次作の予告もあり、まだまだアクション俳優まっしぐらのトム様に元気をもらいました。久しぶりのスカッと爽快な映画でした。
大劇場でぜひ。
Movies [Movies]
最近観た映画をまとめてご紹介。機内の小さなスクリーンでも十分に楽しみました。
当人が登場するドキュメンタリーから家族による編集、オマージュもあり映画を造る人と観る側の視線は異なるものだなと思ったり。
機内で見る映画はシリアスなドラマよりも気軽に笑えるものが寛げますね。暗いシリアス系を見始めて半分以上寝てしまったし 笑。
Madres paralelas (2022)
偶然に妊娠してしまったシングルマザーJanisとAnaの物語。映画の中で若いAnaにJanisがSpanish Omletteを教える場面が強く頭に残り、家に着くなり早速作ってみました。
映画ではポテトと卵のみだったと思うけれど、オニオンも加えて美味しくできました(自画自賛ね)
肝心の物語は見てのお楽しみ♪
Sexy or sexiest? [Movies]
Parisを舞台にしたコメディドラマシリーズEmily in Paris。
フランスでは酷評(もしくは全く話題にされていない?)だったようですが、大笑いできる超アメリカンな展開。Netflix利用者ではない私は図書館よりDVDを借りてきて一気に2日間でSeason 1を見終えましたた。いや~面白かった。
主役Emilyよりも存在感あり癖あり、のボスSylvieが何といってもカッコイイ。
ファッションもさることながら物事のこなし具合が絶妙。そしてEmilyへの辛口対応も的を得ていて。
人生、楽しまないと♪ Joie de vivre
Bon weekend!
Sherlock [Movies]
2010-2017年BBC TVシリーズ "Sherlock”に今更ながらハマっています。
スリリングな展開とBritishユーモア溢れる知的Sherlockの素晴らしい分析力、そしてワトソン君ことDr. Watsonとの絶妙なコンビネーション。映画よりも短い約90分というのも見やすいポイント。
展開が速過ぎてついていけない!という声もあるようですが、Benedict Cumberbatch、素晴らしいです。
Widows [Movies]
カナダでは会計士もしくは各自がTax filingを行いますが、昨年より目にした私のカテゴリーは「Widow」。補助金受領等の申告があるので当然と言えばそうだけれど毎回ドキリとする言葉。
幸いな事に仕事があり、日々あれこれとこなすべき事があるので普通に暮らしていますが、インドの母は電話をする度に「アナタのことが心配で心配で」と涙声になります。
考えてみれば彼女の世代及び60歳代位のインド女性の多くは若くに結婚する習慣だったので一人暮らしの経験は無い人々。19歳で母となったダーリン母にとっては全く想像がつかないのでしょう。
今も尚、インドのヒンドゥー教徒では寡婦は悪運であり、家族から除外され経済的支援もなく専用施設に送られる女性達がいます。多くは10代で見合い結婚させられ教育も受けられなかった世代。自立という言葉は存在しないのです。
Widowにまつわる映画のご紹介です。
1930代を背景にした映画Water (2005)。幼児婚をさせられたChuyiaは8歳で寡婦となり、実家に戻ることも許されず、当時の慣習に従って剃髪、白いサリーを着せられ寡婦のみの寺院に連れて行かれる。寺院には幅広い年齢層の女性達が多い中、16-7歳のKalyani と心を寄せ合っていく。女性達を仕切る70代のMadhumati は若きKalyaniに売春をさせ、その報酬で皆とは違う豊かな食事とマリファナを楽しんでいる。ある日Kalyaniは恋に堕ちるがその相手の父親とは…
事の成り行きが全く理解できていない幼いChuiyaの姿が何とも痛ましいのです。
Widows (2018)
優しい夫が強盗犯であったことが彼の死後判明し、未亡人Veronicaは犯行の背後に絡む人物より脅迫される。涙に暮れる日々から自身を守るべく元夫のグループの未亡人達と共に一攫千金を狙う。そして全く知らない夫の正体が少しずつ明かされていく。
こちらは超アメリカンなwidow達。Viola Davisのカッコ良さに惚れ惚れ。
女は逞しくなければ生きていけないのです、ハイ。
Scents [Movies]
香りにまつわる映画が面白かったのでいくつかご紹介です。
Perfumes (2019)
調香師Anneは著明な香水の作り手。仕事に専念するあまりに人々を寄せ付けない雰囲気を作り更に仕事に没頭していく。運転手Guillaumeを雇ったところから彼女の世界が少しずつ動き始める。
仕事と性格というのは長年の内に影響し合っていくものと思います。超アバウトな人が会計士には向かないでしょうし、余りにも繊細で気弱な人が消防士や警官になることもないでしょう。
Anneの場合は? 微妙な香りを嗅ぎ分ける調香師だから神経質なことは予想できるけれど、ちょっと論外の人間。Guillaumeが放った一言「Merciもs'il vous plaitも言わないだなんて酷すぎる!」全く同感!
Nose (2021)
Dior社 最高調香師François Demachyを約2年間追ったドキュメンタリー「Nose」。世界中の香りの原産地を訪れ、フランスでは同社専門のオーガニック農園と契約し、1つの香水を生み出すまでの長い道のりが繰り広げられる。
フランスにおける香りに携わる人々の誇らし気な様子がとても印象的。特に女性達の素朴ながらもその美しさに見惚れました。
香りの映画と言えばPerfume: The Story of a Murderer (2006)。これは外せません。
香りは付けた人の体臭によって変化していくものですが、そのリアルさは恐怖の世界にも繋がっていくのです。原作を読むとさらにじっくりと楽しめます。日本語版も出版されているので、是非♪
"A woman who doesn’t wear perfume has no future.” – Coco Chanel
Never too late [Movies]
引退は自分で決める業界、例えば指揮者、や音楽家等は90歳を超えてもバリバリ現役の人々がいます。
30年間アメリカのTV番組のバンドリーダーを務めたジャズ・トランぺッターDoc Severinsenのドキュメンタリー、Never Too Late.
金管楽器奏者、特にトランぺッターは高音を出すことが多く、弦楽器とは違って肉体的負担が多い、と素人ながらに思っていたけれど、92歳で完璧なハイトーンを決めるDocに前言撤回。すっかり見入ってしまいました。
音を支えるために必要なのは腹筋。週3回ジムでトレーニングを続け、プロテインやオートミールを朝食に、とすべては音のために体調を整えて。
プレーヤーとして活躍するだけでなく、次世代の人々への指導も行っています。
引退後はどうしようかな、なんてぼんやりと思っていた50代の私に「Never too late」と92歳からのメッセージ。大きなエネルギーを頂きました。
Movies [Movies]
11-12月は映画をかなり観ました。備忘録も兼ねてご紹介です。
Dune (2021)
Timothee Chalametお目当てで観に行ったのですが、内容を把握するのに時間がかかり寛ぐどころかリクライニングシートの中で緊張していた私。SFは苦手ではなかったのに…
House of Gucci (2021)
こちらも予告編から楽しみにした作品。原作も読みましたが映画のほうが簡潔で分かりやすいです。
ファミリービジネスの良さと悪さを辿ったGucci家。本作品に対して彼等は「Aldoは長身でハンサムだったのによりによって背の低いAl Pacinoが演じるだなんて」と批判的。事実に基づくとはいえ、映画はあくまでも別の話として捉えるべきでしょう。
主役Patriziaを演じたLady Gagaに注目度が集まっているけれど、エリート家に生まれたお坊ちゃまMaurizio役のAdam Driverは雰囲気を良く出しています。
Minari (2020)
Golden Globe外国語最優秀作品賞をはじめとする数々の映画賞を受賞した作品Minari.
1980年代に韓国からアメリカに移民した一家の物語。期待して見始めた割には今一つ感情移入できず。それは全編通じて殆ど笑顔のないMonicaのせいかもしれません。
中断は事実に基づく作品。
The Front Runner (2018)
アメリカ・コロラド州Gary Hart上院議員は1988年民主党大統領選の最有力候補に躍り出る。ところがわずか3週間後にマイアミ・ヘラルド紙の記者がつかんだ疑惑が報じられ、事態は急変していく。
Hugh Jackman、素晴らしいです。
The Courier (2020)
1960年代、1人のイギリスのビジネスマンがソビエト冷戦に対する諜報員としてリクルートされる。特別な訓練を受けていない普通の人間が国家機密機関に巻き込まれ、ソビエトにて投獄生活を送ることに。手に汗握るドキュメンタリーのようです。
12 Mighty Orphans (2021)
1930年代にアメリカ・テキサス州の孤児院に赴任した一教師はアメリカンフットボール部を設立。精神的に打ちのめされている少年達はスポーツを通じて新たな人生に開眼していく。
最後にその後の少年達の年譜が映し出されます。フットボールを続けた人、第二次世界大戦に参加した人等々。ほんの数年間の経験が彼等の人生のスタートになったことを信じます。
外せないのはコメディ 笑って過ごさないと、ね。
The Witches (2020)
Anne Hathawayってかなりコメディエンヌ
La Belle Epoque (2019)
現代と過去が絶妙のタイミングで交差していく物語La Belle Epoque. 古き良き時代から愛は復活できるのか?
Love Actually (2003)
クリスマス時期に再度観てみたくなったLove Actually. クリスマス前5週間から数名のエピソードが次々と語られていくのですが、今回いいなと思ったのはベテランロックシンガーBilly Mack. 子供達へのクリスマスの夢をガッツリと壊していくイメージに大笑い。
The Undoing [Movies]
2020年TV Mini series "The Undoing" 。2日間で一気に観てしまいました。いやぁ、面白かった。
New Yorkに暮らすセラピストGraceと小児ガン医Jonathanは夫々の人生を豊かに生き、息子Henryと暮らしている。ある日Henryと同じ私立学校に通っている生徒の母親が殺害され、Graceの人生は急転直下に展開していく。
Nicole KidmanとHugh Grant演ずるカップルは複雑な心理状況を見事に描写。何を考えているか分からない怖さが伝わってきます。そして何より大富豪のGraceの父親Franklin役のDonald Sutherland。圧巻でした。
New York Manhattanの高額所得者及び富豪の暮らしも垣間見ることができ、また極寒の街でもダウンジャケットではなくロングコートをさらりと羽織るファッションにも注目。
私はNetflix購読をしていないけれど、きっとこのようなドラマにハマる危険性大です。