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Movies [Movies]

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日本への空路で見た作品も含めてこの数か月の映画鑑賞をアップします。いつものように新旧取り混ぜて。たった数時間で異空間に飛び立てる貴重な体験なのです。

Les granges brûlées (The Burned Barns) (1973)
ミステリアスな魅力をふんだんに醸し出しているSimone SignoretはAlain Delonよりも数段インパクトがありました。じわじわと心理的に迫っていくカメラワークにも魅せられました。

Women Talking (2022)
孤立したBoliviaのキリスト教コミュニティの実話と題材としたWomen Talking。信仰と現実の狭間で決断を下していく女性達に引き込まれ、深く考えさせられる物語。

She Siad (2022)
80名以上の女性達に性的危害を加え20年以上の懲役が下された元映画プロデューサーHarvey Weinsteinを巡る実話。巨大な彼の存在に声を上げられなかった女性達が少しずつ事実を打ち明け始める。それは決して安易な道ではなかったことが垣間見間れる作品。

The Power od the Dog (2021)
同性愛を公共的に語ることが罪であった時代に人々はどうその困難を乗り越えていたのか。Benedict Cumberbatchの熱演に心打たれました。

Green Book (2018)
日本帰国中のホテルのTVで偶然放映されていたGreen Book。こちらも実話を元にした作品。数年ぶりに見た感想は思いっきりイタリアンでマッチョなTonyを思わず応援。いや~いい奴。

To be continued...
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Movies [Movies]

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この数か月に楽しんだ映画を一気にご紹介です。自分用の記録も兼ねて。最近は映画館ではなくもっぱら自宅鑑賞で楽しんでいます。好きな時間に観る事ができるのが便利ですね。
Freddie Mercury-The Final ActはHIV/AIDSに感染した彼自身及び患者の声も合わせたドキュメンタリー。病と闘うのは本当に厳しい事実ですね。坂本龍一氏もしかり。

数年前に見たManchester by the Seaを再度観てからCasey Affleck出演作を続けて楽しみました。複雑な胸の内を繊細な声で表す役柄が多く、心に染みました。
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Mrs Harris Goes to Paris (2022) ハウスキーパーとして日々つましく働く生活から思いがけないギフトでParisに行く機会を得たMrs. Harris。彼女の人柄の良さに惚れ惚れ♪ 
イギリス続きでいくつか。皆さん、こんな感じでお茶をひたすら飲むのでしょうか?
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La Fortuna (2021) 海底に眠る数百年前の宝物を巡った物語。その面白さにハマって一気に6エピソードを見終えました。
Doubt (2008) 教会が経営する学校をめぐる信任の神父と生徒、そしてシスターの心理劇。再度見て再び深く感銘しました。Meryl Streepはやはり凄い。
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Sing [Movies]

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気楽に楽しめるアニメーション映画。個性豊かな音楽好きな動物達の物語SING。Matthew McConaughey, Reese Witherspoon, Scarlett Johanssonと豪華な声優たちが更に盛り立てます。

劇場オーナーのコアラBuster Moonは売上が伸びず支払いに苦しんでいる。苦肉の策に考え付いたのは
$1000懸賞金で歌合戦を開催すること。ところがタイプミスで金額は$100,000に跳ね上がり、チラシは強風によって街中にばらまかれてしまったのです。

街中の動物達がオーディションに駆け付け、残ったのは日々25匹の子ブタの世話に追われている母ブタRoshita, パンクロック好きのハリネズミAsh、ダンス好きのブタGunter、心優しいゴリラJohny、とってもシャイなゾウMeena、小生意気なネズミMike。彼等はショーに向けて練習を始めるのですが…

音楽のノリと共に物語も爽やかに展開。何より夫々のキャラクターが面白い。中でも恥ずかしがりやのMeenaやJohnyは近所にいそうです。

余りにも面白かったのでSING2も続けて観ました。
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こちらはBonoも登場するのでお楽しみに~。
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Gandhi [Movies]

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インド独立に生涯を捧げたMahatma Gandhiの映画「Gandhi」(1982) を再び観ました。重厚な物語に一晩明けた後も余韻に浸っています。

イギリスで法律を学び、南アフリカで弁護士として働いていたGandhiは白人優位主義社会の下、列車の一等席から引きずり降ろされます。学位、職位はあっても変えられない肌の色。この事件から彼は原点であるインド意識に戻ったと言われます。
インド帰国後は非暴力、不服従運動を行い、数回投獄されつつも意志を貫き宗教の違いを超えた統一インド独立に向けて力を注ぎました。結果はヒンドゥー教国インドとイスラム教国パキスタンに分離独立となり彼の臨んだ「ヒンドゥーとムスリムが融合したインド」には成りえなかったのです。

映画は1948年1月30日の暗殺場面から始まります。慈悲深い宗教者のような小柄な老人に潜んでいたのは偉大なる思いだったのです。

Gandhiのイメージそのものと言ってもよいほどのBen Kingsleyには敬服するばかり。全編に流れる心地よいシタールの響きはRavi Shankarによるもの。

Happiness is when what you think, what you say, and what you do are in harmony.
Mahatma Gandhi
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Asian Beauty [Movies]

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2023 Golden Globe コメディ部門主演女優賞はマレーシア出身Michelle Yeohが獲得しました。
昨年60歳を迎えた彼女の美しさに惚れ惚れです。

受賞スピーチにて彼女は女性は年齢を重ねる毎にチャンスは減っていく中、最高の機会に恵まれたことに感謝を表明。そしてユーモアを加えながらアジア人への差別を指摘、そしてアメリカンドリームを夢見る移民達への難しさも加えて。

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対照映画 "Everything Everywhere All at Once" はSFコメディ。コインランドリーを経営する主婦Everyn (Michelle Yeoh)が突如不思議なパワーを得て目の前の状況をあっさり片付けていくコメディ。映像技術を駆使して普通に見るのが難しい程のスピード。何を隠そう私は30分でギブアップ。

さほど期待せずに見始めて、どっぷりとハマり最後は感動に浸ったEternals (2021).
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中でも人間らしさを備えたスーパーヒーローSersiを演じたGemma Chanに惹かれました。
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Get Back [Movies]

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クリスマス休みに休暇を重ねた16日間のstaycation中はほぼ毎日映画やオペラ、コンサート映像を見まくっていました。中でもどっぷりとハマったのはThe Beatles: Get Back.1969年のドキュメンタリー。

Beatlesの音楽は約60年後の今日も人々が口ずさめる程馴染みやすい曲ばかり。そんな彼等が生の姿で演奏しながら作曲し、録音してい工程はまさにドラマ。今まで知らなかった彼等の個性を垣間見る事ができます。3枚のDVDは夫々2時間半あまりの超大作。途切れなくタバコを吸いまくり、ピアノの上に置き(灰皿ではなく)、ビールやワインを飲みながらの演奏、録音の様子は今の時代にはショッキング。4人だけでなく録音に携わった人達も殆ど皆狭いスタジオでタバコ吸いまくりだもの。

途中Georgeが止めると言い出し、彼を説得しにかかるメンバー達。作曲、演奏共にリーダーシップをとるPaulとJohnとのギャップ。一歩離れた位置から俯瞰するようなRingo。
1か月の限定期間で録画と録音を行い、公共の場での最後のステージ、ビル屋上でのコンサートも実施。そこに至るまでの彼等の葛藤もほぼ全て記録されています。ぴったりとJohnに寄り添うオノヨーコも。
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Get Backが仕上がっていく様子にはゾクゾクしました。オリジナルは移民反対の歌だと知っていましたか? 途中Paulがつぶやく"Go home”にはその意味が込められていたとは知らなかった。

”I Got Feeling”を歌うPaulの激しいシャウトとeverybody has good timeとクールに歌うJohnとの対照にも見入ってしまいました。
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Movies in winter holiday [Movies]

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Holiday season向けの映画は数々あるけれど、最近見たものをいくつかご紹介。
再度観たCarol (2015)
50年代のクリスマスショッピングの場面から始まったのには思わず引き込まれてしまいました。当時のファッション、デパートの雰囲気等々がじっくりと伝わってきてすっかりタイムトリップ。そして物語は意外な方向に展開していきます。

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Happiest Season (2020)
偶然重った2つのテーマ、LGBTとクリスマス。約70年後の世界はLGBTも公の場で表明できつつありますが、家族に対してカミングアウトできるかどうか。そんなジレンマを描いたHappiest Season。母親が家族写真をインスタグラムにアップするというのも今の時代ならでは。
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Force Majeure (2014)
フレンチ・アルプスでのスキー旅行を楽しむスウェーデンの一家。楽しい家族スキー旅行中に起こった雪崩をきっかけに物語はガラリと色を変えていきます。
この映画を最初に見た時は呆気にとられました。そして今回も見ごたえたっぷりで面白かった。

皆さんの好きなクリスマス映画は何でしょう? 暖かい部屋でのんびりと楽しみましょう♪
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Movies - Sep-Nov 2 [Movies]

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引き続き映画のお話を。
カナダ出身映画監督Xavier Dolanの作品は好みが大きく分かれると思いますが、It's Only the End of the World (Juste la fin du monde)は余韻がいつまでも残る作品。2022年1月にスキー事故死してしまったGaspard Ullielのはかない演技に心惹かれました。彼にオマージュを捧げて出演作をいくつか選んで観ました。ファッション界に君臨し続けるべく精神t的に追い込まれていくYSL役は圧巻です。

フランス映画はハリウッド作品とは違い、ありのままの人々の暮らしが写されている作品が多いと思います。それは年老いた人々のセックスシーンや、ノーメイクの日常等々。それぞれの人生には夫々のドラマがあると思わせてくれます。

シンクロナイズドスイミングに挑んだ普通の男たちのドラマSink or Swim (French: Le Grand Bain)もとても面白かった。過激な女性コーチのギリギリの精神状態も凄みがありました。

死に方を選ぶということは難しい。当人だけでなく家族達にとっても。対照的な"Everything is went fine"と”Plan 75”。どちらも身につまされる話。

Father Stu (2022) アマチュアボクサーから神父となったStuart Longの実話をもとにした作品。
知り合ったカトリック教徒の女性に惹かれ、彼女と結婚すべく改心したStuは神の声に導かれ神父になることを決意し新たな道を歩み始めます。そこに思いがけない現象が…

大きなスクリーンで楽しむもよし、自宅でのんびりと楽しむのもよし、の映画時間です♪
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Movies- Sep-Nov [Movies]

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楽しんだ映画をいくつかご紹介です。アニメなのにひねりの効いたストーリー、人間のエゴを教えてくれたり、と何気に深い展開にアハハと笑いながらも引き込まれてしまいました。
アクション映画はいつ見ても気分転換になりますね。コメディタッチなものからシリアスな展開と色々楽しんで。
Turning Red (2022)
カナダTorontoが舞台のアニメ。これは見てのお楽しみ♪ お母さんのMing Leeの声はカナディアン女優Sandra Ohです。Go Canada

Enchanged (2007)
おとぎの国に住むNarrisaはPrince Edwardとの結婚式の直前に彼の継母(じつは魔女)によって人間界に落されます。場所はNew Yorkのど真ん中。ふんわりドレスを着たNarissaがNYの街をお姫様状態で暮らしていくのが何とも笑える。彼女を救うべくPrince Edwardもやってくるのですが、これまた面白過ぎて。続編Disenchantedも公開中のようですね。予告編からも期待が高まります。

Maleficent: Mistress of Evil (2019)
メイク無しでもいけそうなAngelina Jolieがさらに怖さを増して登場。彼女が画面に出てくるだけでその圧倒感に思わず引いてしまいますが、彼女よりも性悪なQueen Ingrisがこの映画のポイント。妖精界と人間界は融合できるのか? おとぎ話を超えた物語。

SFファンタジー系がお好きな方は物語だけでなく、最新映像技術も楽しめるDoctor Starnge, Fantasti Beastsシリーズはいかが? 個人的にはDoctor Strange in the Multiverse of Madnessをより楽しみました。

Tower Heist (2011)
New York超高級アパートの従業員達はペントハウスの住人である投資家Arthurによる投資詐欺で全財産を失ってしまう。アパート管理人のJoshは彼等を救うべくFBI監視下のArthurに対してあるプロジェクトを企む。コメディタッチながらもスリル満点の面白さ。

Spy (2015)
CIA勤務のアシスタントSusanは現場エージェントBradleyのパートナーとしてPCを通じて細かな指示を与える担当。ある事件で彼が消失してしまい現場未体験のSusanは名乗りを上げる。
コメディエンヌ女王のMelissa McCarthyが大活躍。Jude Lawがトホホなハンサム役でいい味出してます。

The 355 (2022)
夫々の経緯を超え、女性のみのグループThe 355を結成して悪と闘っていく。
批評は賛否両論のようですが、私は結構楽しみました。異なるバックグラウンドを持つ6人の女性達、誰が好みでしょう?

To be continued...

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Movies [Movies]

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ドキュメンタリーや事実に基づく話はのめりこんでしまいます。

TINA (2021)
レイヤードヘアーにピンヒールでステージを所狭しとパワフルに動きまくるTina。約50年のキャリアの陰の彼女の人生が語られていきます。

Writing with Fire (2021)
インド・ヒンドゥー教徒における階級制度、カースト制度は1950年に廃止されたものの、今も尚根強く残っています。4分類に属さない不可触賎民はDalitと呼ばれ現在約1億人。Dalitの女性達が主催する新聞”Khabar Lahariya”は現在デジタル化されスマートフォンによる取材、YouTubeへのアップで視聴者拡大中。その女性ジャーナリスト達を追ったドキュメンタリー。
女性に教育は必要なし、むやみに教育があると結婚に不利、と言い切る女性の父親(彼は7歳で結婚)。階級差の婚姻は認められないカーストは一生背負っていくものとつぶやく女性。自宅にトイレの無い人々の取材を終えて夜遅くに帰宅し、土の床にしゃがんで野菜を切り、小さなコンロで調理する彼女等。この映画が発表されて彼女達の生活は改善されるのか? むしろ別階級から迫害や脅迫が及ぶのでは、と心配になってしまいました。

フランス映画は人間の心理を細かく描写している作品が多く、その辺を歩いていそうな俳優達の自然で個性的な演技に惹かれます。

Hors normes (2019) 病院から手放された自閉症の子供達を社会生活ができるようボランティア支援していく人々の物語。24時間休む暇なしのBrunoを演じるVincent Crochon、いい味出していますね。
この人Juste la fin du monde で感情をコントロールできない激しいお兄さん役でしたね。

Un Triomphe (The Big Hit) (2020)
元役者Étienneは未経験の囚人達に演劇「Waiting for Godot」を練習し演じることに取り組んでいく。心が荒んだ囚人達が素直に従うわけはなく、その道は困難ばかり。彼等は発表できるのか?

懐かしい映画も楽しみました。
Shakespeare in Love (1998)
大好きなこの映画を何度観たことでしょう。そして今回もやっぱり大満足。Queen Elizabeth役のJudi Denchに惚れ惚れ。

The Talented Mr. Ripley (1999)
同名のサイコスリラーを元にしたこの作品、Matt Damon, Jude Law, Gwyneth Paltrow, Cate Blanchett
の豪華メンバーの共演です。同じ原作でもAlain Delon出演 ”Purple Noon”とは趣向が少々違うのも興味深い。あちらは何と言ってBGMに泣かされますね。
こちらは最期まで殺人が止まらなくなってしまう怖さが続きます。次は誰?と。
Cate Blanchettはこの頃よりチラリと出るだけで怖いオーラが広がるのが素晴らしい。
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